定価 | \1,650(本体1,500+税10%) |
ページ数 | 136 |
サイズ | B6 |
著者 | 河村 哲也 |
付録 | |
発売 | 山海堂 |
ISBNコード | 4-381-01677-7 |
科学者たちは、実験および理論を用いて多くの自然現象を解き明かしてきましたが、20世紀中頃になってコンピュータが発明されるに及んで第3の研究方法を手に入れました。すなわち、数値シミュレーションによる方法です。この方法は、現象をモデル化して解析するという点では理論的な方法と似ていますが、数値を何度も変えてどのような結果になるかを調べるという点では実験に似ています。理論的な方法でしばしばネックになっていた数学的な難しさを大幅に軽減できるとともに、数値モデルを取り扱っているため、実験自体が困難な状況にも対処できます。数値シミュレーションは現在、自然科学にとって欠くことのできない方法になっています。